カラーネガ

SILENCE

師匠に言われた通りカラーネガで撮ってます。
なんというか「ああ、これも撮っていいんだ」という開放感があるなあ。いかに自分がトーンを追い求めることに固執していたのか、モノクロの世界に自分を当てはめようとしていたのかよくわかる。
モノクロらしい絵を追い求めるあまり、それが逆に自分を追い込んでたんだなあ。


じつは同じ写真を田村さんにもみせたんですが、「このあとどうするつもり?」と聞かれてしまった(苦笑)
「渡部さんにはカラーネガをやりなさいと言われてます」と答えると、「うん、それがいいね」とのお答え。
ああ、こういう人たちは写真見ただけでわかっちゃう。ちょっとコワい(笑)


でも、そのおかげでモノクロの眼でカラーを撮るというか、どこがおいしいところなのかというのを理解して撮れるような気がする。光が少ない場所にあるほのかな明かりのトーンや、色で成立すると言うよりはカラーのトーンで成立する写真を狙って撮ってみてる。


カラー写真に慣れるようにと自宅の周りでばしゃばしゃと撮った写真が、これまたそこそこ成立しちゃってて「これだったら家の周りで撮るのも面白いなあ」なんていうと、師匠が「みんなカラーネガはじめるとそういうんだよねえ」とおっしゃる。なんでなんだろうなあ。カラーネガってなぜか同プリでだすと、コントラストもないし、しょーもない色になっててあんまり好きじゃなかったんですが、カラープリントに起こしてみると、自分のイメージに合った色にするのが楽しいし、そこに近づけていく過程も楽しい。


なんか自分に合ってるかも!と、だいたい初めてのときはおもうような感想を言ってみたりして(笑)


ちなみにフィルムはFUJI PRO400。色調整のときにカラーバランスが壊れにくいネガということで師匠おすすめ。コダックはカラーバランスが壊れがちで初心者には...らしい。同プリならフロンティアがやってくれるんでしょうけどね。
師匠がハワイにいったときにアシFさんが使ってた「ほっぺにちゅ」が「すごくいい」らしいので、以前買っといた1パックに追加でコニカポートレート400も買ってきてみた。旅行はRollei35にこれをつめて撮ってみよう。
120はPRO400ですけどね。