ほんとうになにをとってもいいのかい?

なんでも撮れるのは「写真家」だけだけど、それは「写真家」が撮った写真を社会に還元すると言う責任*1を取るからであって、「撮りたいからとって何が悪い」と言う開き直りははっきりいって子供がだだをこねているのと何ら変わることはない*2
そもそも「撮りたいから撮る」ということができないことに不満があるのなら、それはその不満を向ける方向が違う。また自分の撮影行為に対する理論武装もなしに突撃するのは、「撮っても良い」派の自滅行為でもあるし、カメラを持つものすべての人の権利を著しく害するものだ。三脚禁止がいろんなところで実施される理由を考えてみれば想像できるだろう。

*1:撮った写真による利益と撮られた側の損失を天秤にかけて、撮った側に利があると"社会"が認めればと言う条件がつく。もちろん社会に対してその利益を認めさせるプレゼンテーションも撮る側が行う必要がある

*2:ちなみに責任と言うものの取り方か稚拙な日本人にとって、「海外では」とかという言説はそのまま適用できない